現在、ワイドショーやバラエティー番組で大ブレーク中の梅沢富美男(66才)。さらには、忖度なしの“梅沢節”で、さまざまなことについて語りまくる痛快エッセイ『富美男の乱』(小学館)を出版した。そこで、著書では語りきれなかった昨今の政治について、梅沢本人に話を聞いた。
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東京大学卒という高学歴ながら秘書に対する「このハゲー!」発言で世間を騒がせた豊田真由子氏(42才)。騒動勃発後は3か月近く姿を消し、9月中旬にようやく謝罪会見を開いた。彼女について、梅沢はどう思っているのだろうか。
「彼女は学歴はあったけど、エリートコースを歩んで政界入りしたから、ふんぞり返るばかりで社会に揉まれることがなかった。学校では『1+1=2』と教えるけど、世の中に出たら、1+1が3や4になることだってある。だから“社会学”が重要なんだよ。
だいたい近頃の政治家は人の道に反することをしても詫びもせず、体調が悪いって雲隠れする。国民の税金から給料もらっておきながら仕事しないって、一般企業なら即クビだぞ! 思うような仕事ができなかった秘書に怒鳴ったというのなら、彼女も給料をもらいながら自分のやるべき仕事をしないという状況は作るべきではなかった。おれが知りたいのは、本当に大切な一票を入れるだけの魅力が彼女にあったのか、ということ。まあ、今度の選挙でハッキリするだろうね」
今年も昨年から続く、不倫ブームは続いた。今井絵理子参院議員(34才)と橋本健元神戸市議(37才)、宮迫博之(47才)、斉藤由貴(51才)と次々に不倫が発覚。梅沢は共通するのは「謝り下手」な点だと語る。
「みんな、この話をおれに振るけどやめてほしい。女好きキャラなのに、お前が人のこと言えるのかって話でしょ。強いて言えば、全員、素直に謝ることのできない人だったな。昔は『謝り屋』というプロがいて、謝罪会見の台本を書いてくれた。斉藤由貴は、かつて川崎麻世(54才)と不倫した際、『本当に学ばない人間なんだなと自分のことながら悲しい』と素晴らしいコメントを出した。これは『謝り』が書いた台本だったと思う。
だけど今回はグダグダ。不倫しちゃったなら、さっさと認めて謝ればいいのに、『一線を越えていない』とか、中途半端な言い逃れをしようとするから『第2弾』、『第3弾』のスキャンダルが出てくる。最初に不倫を認めていれば、後から不倫相手がパンツを頭に被った写真が出てきても、堂々と『関係あるって言ったでしょ。あれは私のパンツです』と言ってお仕舞いだったのに(笑い)。
そもそもおれは他人の不倫話に誰が興味あるんだろうって思う。おれは男のいる女に興味ないからね。男がいる女にご飯ごちそうして何が嬉しいんだ? プレゼント? ふざけんな! 男に買ってもらえ!
もっとも政治家の不倫なんて昔は当たり前で、田中角栄の時代は『妾の1人や2人はいないと政治家ではない』といわれた。でも、今は時代が変わってしまったんだから襟を正さないといけないね。政治家は税金から給料もらっているわけだから」
※女性セブン2017年10月19日号