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北の富士のキュートな笑顔と鮮やかな着こなしに女性メロメロ

その軽妙な解説を楽しみにするファンは多い(写真:時事通信フォト)

 相撲ブームが沸騰している。「謎のスー女」こと相撲女子の尾崎しのぶ氏が、相撲コラムを週刊ポストで執筆中。今回は、テレビ中継の解説でもおなじみの元横綱・北の富士について尾崎氏が綴る。

 * * *
 本場所中に東京中日スポーツを買うのは、北の富士勝昭の連載を読むためである。そのせいで、にわかドラゴンズファンになってしまった。野球のルールはまったく知らないのだが、森監督が相撲の親方に見えたり、若松投手の顔が貴景勝に似ているような気がしたり、とても楽しい。

「遠藤が病床の祖母に元気届けた」との記事も読み間違った。追手風部屋の遠藤聖大ではなく、中日の内野手・遠藤一星のことであった。右腕を骨折したビシエドは今季絶望的だそうでさみしい。ビシエドのゴロンとした力士っぽさが好きだし、ゲレーロと合わせての「ビシゲレ」という呼ばれ方はまるで「栃若」のようにシャープですばらしいではないか。

 それなのに五日目を報じる誌面にお目当ての連載『はやわざ御免』が掲載されていない。九月場所の状況に「筆を持つ手が重い」とはすでに書かれていた。日馬富士が三敗目を喫し照ノ富士が休場となった五日目について書きようがなく『はやわざ御免』は休載となった。そうに違いないと私は思い、大鵬の孫で貴闘力の長男の納谷幸男がプロレス白星デビューとのニュースで物足りなさを埋めた。

 しかし翌日、不安になる。また『はやわざ御免』が休んでいるから。NHKの放送予定を見る。中日の正面解説は北の富士が担当することが多いのだが、春日野親方となっている。九日目は祝日だからそっちに回ったかと思いきや舞の海。

 北の富士は心臓を患い昨年末手術をし、一月場所はテレビ解説に出演しなかった。三月に復帰した時にはさすがに顔色がさえなかったが、だんだんとツヤを取り戻しているように見えていた。まさか九月場所に続く悪い出来事の最大事は北の富士の……。

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