共感を呼ぶ毒舌、辛口コメントで今やテレビに引っ張りだこ。浮気の真相からドラマティックな役者人生まで、本音でぶっちゃけたエッセイ『富美男の乱』(小学館)も話題の梅沢富美男(66才)が、SNSを駆使した“不倫”やら“ヅラ”などの大暴露によって夫・船越英一郎(57才)を窮地に追い詰めた松居一代(60才)について語る。
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一代ちゃんは古くからの知り合いでね。彼女は旦那の商売敵であるおれにまで“今度船越が〇〇というドラマに出るので見てください”なんて手紙を送ってくるほどの尽くす妻。彼女のなかには“夫が売れたのは私のお陰”という自負があるから許せなかった。愛情が憎しみに変わった。“坊主憎けりゃ袈裟まで憎い”って話だよな。
まあ、男がひとりでハワイに行ったと聞いたら誰だって疑うよな。ひとりでボーッとしてるわけない。でも、どこかで我慢しないと本当の泥沼になっちゃうよ、心配だなぁ…。
〈このように義理人情を重んじる梅沢は、愛する家族への思いも人一倍強い。著書『富美男の乱』では、亡き母親の願いだった「明治座公演」を果たすまでの感涙エピソードを綴っている〉
舞台役者をしていたお袋が白血病を患った後、“一生に一度でいいから明治座の舞台に立ちたい”と願っていることを知ってね。当時のウチは小さな劇団だったけど、何とか頑張って明治座での公演にたどり着いた時、お袋から“あんたを産んでよかった”と言われた。柄にもなく“初めて親孝行ができた”と胸がいっぱいになったな。
結局、お袋の面倒はおれの妹が最期までずっと見続けた。それは半端じゃなく大変なこと。でも、それは決して人に言うことではない。
苦しいとかつらいとか考えてしまうような中途半端な覚悟なら、自分で介護なんてしない方がいい。最近は介護疲れで母親を殺すなんて事件まで起こっているけど、覚悟がないなら施設に預ける方が、お互いのためじゃないかな。自分を産んでくれた大切な親なんだからキチンと考えようよ。
※女性セブン2017年10月19日号