1年に5回発売されてきたジャンボ宝くじの歴史に、新たな1ページが加わった。10月11日、オータムジャンボに代わって登場した『ハロウィンジャンボ宝くじ』が発売スタート。全国の有名売り場には、朝から夢を求めて宝くじファンの長蛇の列ができた。
1等・前後賞合わせて5億円という超ビッグな当せん金額に加えて、同時発売の『ハロウィンジャンボミニ』は1等・前後賞合わせて5000万円と、こちらもミニという言葉に似つかわしくないほどの豪華さだ。
今から34年前の1983年に発売された年末ジャンボは1等3000万円、前後賞1000万円と、今回のミニと同額の当せん金額だった。だが、1等の当せん確率は200万分の1から100万分の1と2倍も当たりやすくなっていて、チャンスは広がっている。
さらに発売期間中、宝くじ売り場でジャンボかミニを1度に20枚以上同時購入すると、「ハッピーハロウィンキャンペーン」への応募はがきが受け取れる。ももいろクローバーZの特別ライブが行われるハロウィンジャンボの抽せん会のチケットが500組1000人に当たるほか、今年の年末ジャンボ宝くじやパティスリーキハチの焼き菓子セットが1000人に当たるので、こちらも見逃せない。
発売日に早速手に入れた人も、これから購入を検討している人も、保管法や購入法、売り場選びに余念がないはず。初モノだけにいつも以上に福を持っていそうなハロウィンジャンボに期待は膨らむ。
そこで、宝くじ評論家の長利正弘さんに今回のハロウィンジャンボならではの購入法を伝授してもらった。
「前提として、20枚以上の購入でキャンペーンのはがきがもらえるので、購入は“20枚で1セット”とするのがいいでしょう。これまでのジャンボ宝くじでも、ミニやプチといった当せん金額が少ないながらも当せん本数がたくさん出るものは発売されてきました。ですが、これまでは前後賞がなかったんです。今回はミニでも前後賞があるため、取りこぼしをしないよう連番で購入するのも1つの考え方です」
だが、長利さんが今回オススメするのは、その考え方とは正反対の「バラ:連番」が「3:1」というスペシャル黄金比だという。
「ジャンボとミニを合わせた100万円以上の当せん本数は270本。これは、前身だった昨年のオータムジャンボに比べて1.5倍に増えているんです。このチャンスを逃す手はありません。今回のハロウィンジャンボはいうなれば“手堅い勝負”が求められる。ジャンボ、ミニどちらも、広がっている高額当せんの裾野をバラで狙い撃つのが得策でしょう。そこに、前後賞までまとめて狙える連番を組み入れてスパイスにすれば、高額当せんのドキドキ感も同時に味わえます」
枚数限定のため、発売期間最終日の10月31日を待たずして売り切れてしまう可能性もある。
※女性セブン2017年10月26日号