人を惹きつける毒舌や辛口コメントで引っ張りだこ。今、“日本でいちばん忙しい男”梅沢富美男(66才)が、浮気の真相から自らのドラマティックな役者人生まで全て本音でぶっちゃけたエッセイ『富美男の乱』(小学館)を上梓した。そんな梅沢の素顔について、バラエティー番組で何度か共演している武田鉄矢が語った。
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これまでぼくは東京の明治座、福岡の博多座などで、何回かお芝居の舞台公演を行っているんですが、梅沢さんからは、毎回お花をいただくんです。
梅沢さんとはバラエティーで何回か共演しただけで、それほど親しい関係ではありません。それでも贈ってくださるお花は「お互い、大衆演劇を盛り上げましょう!」という意味が込められた熱いエールだと思っています。
ブラウン管での梅沢さんは毒舌、豪放磊落というイメージですが、実際は繊細で礼儀正しいかただと感じています。
一度、座長であるお兄様への接し方を目撃したことがあるんですが、座長に対する謙虚さ、引き下がり方は「お見事!」の一言でした。
本書にもある「母を明治座の舞台に立たせてあげたい」というエピソードでもわかる通り、すごく“家族愛”が強いんでしょうね。
高熱の梅沢さんを「休むな」と舞台に立たせ、袖で「ごめんね」と手を合わせてたというお母さんのエピソードにはホロリときてしまいました。
『プレバト!!』(TBS系)で俳句名人8段を獲得されるなど、俳句が上手なのも「舞台のセリフは七、五調で、慣れてたから」というのは、作詞をするぼくにもよくわかります。
それにしても「名人8段」とは…。梅沢さんの言葉のセンス、まさに「お主、できるな!」です。
※女性セブン2017年10月19日号