日々の生活に必要な「モノ」は、買うのはもちろん、維持するにも、捨てるのにもお金がかかるのが今の時代。“必要な「トキ」だけ、必要な「ヒト」だけ使えればいいのに”…そんな理想を実現するのが「シェアリング」だ。今、様々なものをシェアするサービスが増えている。
◆世界で広がるライドシェア 日本では「デリバリー」に進化していた
米国ウーバー社が2010年に始めたライドシェアリングは個人が空いた時間を使って自家用車で他人を送迎するというもの。しかし日本では“白タク行為”となり法律で禁じられているため、昨年9月に料理宅配サービス「ウーバーイーツ」として上陸、急成長している。
アプリを通して一般人が「配達員」として登録、利用者が飲食店に料理を注文すると、手が空いている「配達員」がバイクや自転車で飲食店から個人宅まで料理を届ける仕組みだ。
「当初約150店だったレストランパートナーは1000店を超え、利用可能なエリアは15区に増えました。年内には横浜でもサービスを開始する予定です」(Uber Japan株式会社執行役員社長の高橋正巳さん)
ドーナツやハンバーガーのようなお手軽なものから高級レストランの宅配まで、幅広い商品を値段の制限などもなく注文できるのが魅力だ。
【Uber Japan】
利用方法/デリバリー注文はアプリ「UberEATS(ウーバーイーツ)」をインストールし、登録。配達パートナー登録は、書類提出を経て説明会に参加後、アカウントを作成。
◆購入するよりも安く、収納にも悩まない
たんすの肥やしになりがちな洋服も、誰かとシェアすれば収納に困ることもないし、お金をかけず流行に乗ることができる。洋服のレンタルサービスを提供する「メチャカリ」では、月額5800円(税別)で人気ブランドの新品の服が借り放題(手元に置けるアイテムは最大3点まで)だ。メチャカリを運営するストライプインターナショナル広報部の木本由有さんが言う。
「購入するより安く、常に流行の服を利用できるので、服装のスタイルが大きく変わる時期にも便利です。一度貸し出した服はきちんと検品し、中古で販売しています」
【メチャカリ(ストライプインターナショナル)】
利用方法/専用アプリ「メチャカリ」をインストールして会員登録後、洋服を選び、手続き。選んだ服は郵送で届き、返却も郵送で。返却には1回380円(税別)が別途必要。
※女性セブン2017年10月26日号