初回視聴率は前作『ひよっこ』超えの20.8%を叩き出し、その後も高視聴率を続ける、朝ドラ『わろてんか』(NHK)。
吉本興業の創業者である吉本せいがモデルのヒロイン・てん(葵わかな・19才)は笑い上戸が災いし、ある日大きな失敗をしてしまい、薬問屋を営む厳格な父(遠藤憲一・56才)から“笑い禁止”を命じられ、退屈な日々を強いられる。そんなときに笑いをこよなく愛する旅芸人の藤吉(松坂桃李・28才)と運命の出会いを果たし、“笑い”とともに生きる道を選ぶ。
制作統括の後藤高久チーフプロデューサーが話す。
「ドラマのテーマは“笑い”です。生きるということはつらいことも多い。だからこそ笑って生きるんだという意志を込めました。ただ、ドラマ全体が笑いのシーン一色というわけではなく、時に泣いたり、時に感動したりと、感情の起伏が大きい作品です」
笑わされたり、泣かされたりと視聴者の心をくすぐる、ほんま笑える丸秘ネタを紹介します。ヒロインの葵わかなは「とにかく真面目で頑張り屋」と共演者からの評判も高い。
「もともと葵さんはアイドルグループ『乙女新党』として活動するなど、長い下積み時代を経て、念願のヒロインの座を掴んだ苦労人です。また今春には慶應義塾大学総合政策学部にAO入試で合格。女優業と学業を両立させようとしています」(テレビ誌ライター)
そんな努力家の葵だが、『べっぴんさん』など朝ドラのオーディションに2度落選。『わろてんか』でのヒロインの座獲得は“3度目の正直”だった。
「クランクイン当初は一生懸命笑っている部分もあったと思いますが、今では自然に笑いが出てくるようになってきました」(後藤チーフプロデューサー)
※女性セブン2017年10月26日号