写真左から競技場内に伸びる工事車両用導入路。わずか3か月前に3本あったものが、現在では1本になった。場内での大規模な工事が終盤に近づいている証左である。写真下の競技場脇の敷地にある横長の構造物は、確認作業等のために組まれた屋根。かなり大きなユニットであることがわかる。建築アナリスト・森山高至氏が解説する。
「写真左側を走る外苑西通りの歩道から競技場側を見上げると、以前は目にすることのなかった競技場のスタンド部分が見え、工事が着々と進んでいることを実感できます。上空から見ると進捗状況は一目瞭然です。スタンド部分は、写真左下の箇所以外はでき上がってきました。
また、右上のスタンドは2層目が大分組み上がり、観客席の基礎部分もできてきました。目に見えてスタジアムらしくなってきましたが、これから屋根が組み上がってきますから、さらに風景が変わるでしょう」
●撮影/小倉雄一郎
※週刊ポスト2017年10月28日号