斉藤由貴の流出キス写真をマネキンと再現したり、無茶振りされてラップを披露したり。毎週『サンデー・ジャポン』(TBS系)に出演し、“毎回新ネタなのがすごい”とテリー伊藤(67)らから絶賛されているのが、矢部みほ(40才)の実母・矢部文子さん(68才)。みほが経営するバー『YABEKE』には文子ママに会いたい客が全国からやって来る。
「実はね、小さい頃から芸能人になりたかったの。高校卒業後はアナウンス学院に通いながら、すすきののキャバレーでも働いていました。なんとか芸能界の人の目にとまらないかなって。そしたら、ちあきなおみさんのマネジャーにスカウトされたんですよ! でも、デビュー直前で舟木一夫に似た男性と恋に落ちてしまって、不義理をしちゃったの。ウフフ」
その後はみほの父となるイケメンジョッキーと結婚するも、相手の“飲む・打つ・買う”で離婚。次の相手ともDVで離婚。2人の男性と2度ずつ、計4度の離婚を経て、娘3人、息子1人の4人の子供を抱え、シングルマザーとなる。
なかなか波乱万丈だが、人生は1回きり。わが子も謳歌してほしいという。
「子供にはアルバムを作ってやって、そこに遺言書も書いてあるんです。内容? 葬儀は1社だけじゃなくて、“あいみつ”をとりなさい、とか。お金がなければ家族葬でいい、でもお金があったら、ひとりでも多くの人に来てもらいたいから盛大にして、とかね(笑い)」
次女・美佳さん(36才)は12年前に、三女・美希さん(33才)は7年前に芸能界を引退。長女・みほは仕事のない日に店に立つ。「夜中に起きると母がブツブツ新ネタを練習していて(苦笑)。家族でいちばん芸能界向きかも」と、三女の美希さんは笑う。
撮影/平野哲郎
※女性セブン2017年11月2日号