お料理インスタグラマーとして人気の栁川かおりさん。インスタのフォロワー数は実に3万人以上。医師の仕事をしながら料理レシピもアップし、著書に『Every Table』(主婦の友社)がある。
そんな栁川さんは撮影は自然光がたっぷり入る、窓際の小さなテーブルを撮影場所と決めている。光の具合を見ながらテーブルを動かし微調整。さらに、日が落ちて暗くなったら撮影はしない。料理撮影に、自然光は何よりも重要なポイントだという。
「撮影場所が決まったら、画面をのぞきながら、おいしさがいちばん伝わる構図を見つけて撮影するだけです」
さらに、小物使いもおしゃれ度UPのポイントという。
では、栁川さんのマイルールをまとめてみよう。
【ルール1】光が入る窓際にテーブルを
撮影は自然光が入る窓際が基本。日差しが強い場合は、レースのカーテンなどで遮る。
【ルール2】いろいろな構図を試す
器やお弁当箱は、角度や配置を変えながら「いいな」と思う構図を見つける。
【ルール3】画面を見て明るさや構図を調整
スマホをのぞき、料理が画面におさまるように調整。明るさとピントを合わせて撮影する。
さらに、お弁当をインスタ映えする撮り方を聞いてみた。これらのテクを使って撮影した写真が上の写真である。
◆クロスはふわりと置いて自然な感じに
下に敷くクロスは、しわを生かし、日常を切り取った自然な風景を表現。隙間を埋める効果も。
◆空間でメリハリをつけるのもポイント
あえてテーブルの板目を見せることで写真が締まり、料理の彩りがより際立つ。
◆レトロなお弁当箱であたたかみを演出
お弁当箱は、わっぱや、ステンレス製など、昔ながらのものがお気に入り。素朴でぬくもりある写真になる。
◆クロス代わりにバッグなどで変化をつける
下に敷くのはクロスだけでなく、小さめバッグなども活用。お弁当箱を斜めに置いて変化をつけるのも手。
※女性セブン2017年11月2日号