2度目の離婚を告白したいしだ壱成(42才)は、妻に対して厳しい掟を課していたという。しかし、一方で、意外にも「関白夫」が人気だという声も。夫婦・家族問題評論家の池内ひろ美さんは言う。
「“優しくて何でも許してくれる”男性への評価はもちろん高いですが、それだけでは物足りないと感じる女性も少なからずいる。草食系男子の時代にあって、“頼れる”“リーダーシップがある”“引っ張っていってくれる”男性を求める女性が増えているのではないでしょうか」
実際、専業主婦に憧れる女性は増加傾向にある。ソニー生命が今年4月に発表した「女性の活躍に関する意識調査」によると、働く女性のうち「本当は専業主婦になりたい」と答えた人は39.2%。2015年の発表では33.4%であり、増えていることがわかる。夫婦問題研究家の岡野あつこさんが解説する。
「関白夫にも2種類います。社会で認められないストレスから、家にいる妻に当たり散らす人。もう一方は、妻に注文をつける分、“しっかりと外で稼ぐからついてこい”という人。前者は最低ですが、今のような先の見えない不安な時代には、後者はむしろ人気なのでは」
関白夫の手綱をしっかり握り、手のひらの上でコントロールするのが妻の腕の見せ所のようだ。
「松山ケンイチさん(32才)ももともとは亭主関白の気質があって、仕事や趣味に集中している時に口出しされると“後で!”と意に介さないタイプ。でも、妻の小雪さん(40才)は料理が得意で、和食からイタリアンまでなんでもござれ。松山さんは胃袋を掴まれてしまったようで、小雪さんの手料理食べたさに、撮影が終わると、即帰宅するようです」(芸能関係者)
とはいえ、妻にとって関白夫の存在はやっぱストレス。妻たちは密かな逆襲を試み、日ごろの鬱憤を晴らしている。
「主人の給料の管理を任されているので、結婚当初から少しずつスーパーで買い物をしたおつりをへそくり気分で自分の口座に移していました。20年かけて、今ではけっこうな額。子供が来年社会人になって家を出るので、そのタイミングで離婚を突きつけるつもり。“お前どうやって生きていくんだ”と慌てふためく夫の顔を想像すれば、あと少しの辛抱ぐらいへっちゃら(笑い)」(50代主婦)
最近では「だんなDEATH NOTE」なる、妻が夫への不満を書き込む掲示板サイトが大人気。《朝からご飯に文句つけんじゃね~よ》《さっさと死んでこい》といった書き込みが殺到している。
※女性セブン2017年11月9日号