国際情報

「JFK暗殺」54年目の真実、トランプ大統領が暴く意図

いま明かす意図は?(トランプ氏のFacebookより)

 なぜ、米政府はこのタイミングでの「公開」に踏み切ったのか。1963年11月22日、テキサス州ダラスを訪問中に暗殺されたジョン・F・ケネディ大統領。50年以上も非公開とされてきたCIA(米中央情報局)やFBI(米連邦捜査局)の捜査資料など2800点が10月26日、公開された(CIAなどが公開延期を求めた一部文書の公表は見送られた)。

「米政府は事件直後に逮捕された元海兵隊員のリー・ハーヴェイ・オズワルド容疑者による『単独犯』と結論づけています。ただ、オズワルドが移送中に多くの警察官の目の前で殺害されるなど、不可解な点が数多くあり、米国では単独犯説を信じる人のほうが少ない」(在米ジャーナリスト)

 そのため10月21日にトランプ大統領がツイッターで〈JFKファイルの公開を認める〉と表明すると、大きな話題を呼んだ。

 ケネディ暗殺については、対キューバ政策を巡って対立していたCIAの関与や、リンドン・ジョンソン副大統領(当時)、米国内のマフィア組織、ソ連の諜報機関KGBなどが「黒幕」とする説が囁かれてきた。

 今回の資料公開で最大のポイントとされるのが「オズワルドの事件直前のメキシコ訪問」の真相が明らかになるかだ。

「1963年9月にオズワルドはメキシコのソ連大使館、キューバ大使館を訪れたことが明らかになっているが、その目的が何だったのか、CIAがそれを把握しながら放置したのではないか、といった謎が残されている。米CNNなどでも資料公開に先立ってメキシコ訪問の経緯が明らかになる可能性に言及している」(同前)

関連キーワード

関連記事

トピックス

国民の生活を守る強い女性総理が誕生する日はくるのか(時事通信フォト)
【2025年政界予測】石破茂首相の支持率低空飛行で「女性総理」誕生への期待が再燃か 戦いは高市早苗氏、上川陽子氏、小渕優子氏の三つ巴
女性セブン
イギリス出身のインフルエンサーであるボニー・ブルー(本人のインスタグラムより)
「タダで行為できます」で批判殺到のイギリス人女性(25)を模倣する女性配信者が…ファストフード店員を対象とした企画が「本当に気持ち悪い」と炎上
NEWSポストセブン
拡散されている寿司店でのワンシーン(Xより)
《大炎上その後》港区女子とトラブルになった高級寿司店の大将が語った“本音”「離れたお客さんもいる。謝罪は受け入れたけど、“和解”と一方的に発信されて…」
NEWSポストセブン
渡辺被告は、派遣社員の男性(54)から大金を騙し取っていた
《頂き女子りりちゃんの現在》映画制作スタートも「順調といえない…」獄中手記も更新ストップ
NEWSポストセブン
女性との間に重大トラブルを起こしていたことが判明した中居正広
《深刻な女性トラブル》中居正広、スポンサーが厳しい目線…「引退の可能性」飛び交う情報、仮に引退しても金銭的には安泰
NEWSポストセブン
物議を醸した一連の投稿(現在は削除済み、画像は編集部で一部加工しています)
《頭部がたくさん並んでいるよ》“ご献体”前でピース写真の女性美容外科院長が解任 主催者が反論していた「ボカシが入っていたら問題はない」主張への違和感
NEWSポストセブン
神田のカップインを喜んでいたAさん
《神田正輝が妖艶マダムとゴルフ場デート》助手席でほほ笑む女性…『旅サラダ』卒業後の「体調の変化」
NEWSポストセブン
巨人入団が決まった田中将大(時事通信)
《まさかの年俸1億6000万円》巨人入団・田中将大が頼った「凄腕代理人」の存在 阿部慎之助監督に直談判、海を渡った怪物スラッガーには「彼を通じないと取材できない」
NEWSポストセブン
サブスク開設宣言をした女子プロテニス選手の園田彩乃(インスタグラムより)
【けしからん恵体】カトパン似テニス選手・園田彩乃(29)「すごい三角ビキニ写真」でサブスク開設宣言「気になる有料の中身」とは
NEWSポストセブン
12月6日に急逝した中山美穂さん
《元カレミュージシャンやじゃいの投稿へ違和感》中山美穂さん急逝で「追悼コメント」が波紋 SNS時代には「何を言うか」より「何を隠すか」が愛情
NEWSポストセブン
女性との間に重大トラブルを起こしていたことが判明した中居正広
《女性に解決金9000万円》中居正広を支えていた薬指に指輪の“10年愛”パートナー…トラブル前後で打ち明けた「お酒を飲まないと女の子と話せない」状態
NEWSポストセブン
女性との間に重大トラブルを起こしていたことが判明した中居正広
《9000万円重大トラブル・中居正広》フジ幹部A氏との蜜月「オレが信長ならAは秀吉」 酒の場で「2人が興じたゲーム」
NEWSポストセブン