映画『ラストレシピ ~麒麟の舌の記憶~』(11月3日公開)で満洲時代と現代を結ぶ“幻のレシピ”を探す、天才料理人を演じた二宮和也(34才)。インタビューで、料理、仕事観、夫婦愛についてニノの胸の内に迫った。
◆料理
「幻のレシピを探していく話なので、料理人の役だけど調理がストーリーのメーンではないんです。でも、この作品を通して、料理はすごく身近にあるものなんだ…と、改めて感じました。ぼくは食に対するこだわりは強くないのだけど、食事はなんでもいいなんて言ってはダメだな…と(笑い)」
◆仕事観
「役者、バラエティー、コンサート…みたいに、切り替えのスイッチはないんです。仕事は楽しくできるのがいちばんだし、その“楽しさ”の先に“質”があると思う。仕事の質の底上げをするにはいっしょに仕事をする人たちとわかりあっていなければならないから、いつもフラットな状態で、求められたことに応えていきたいですね」
◆夫婦愛
「現代は女性も普通に働く時代で、選択肢もいろいろある。だから、劇中の満洲時代の直太朗(西島秀俊・46)と千鶴(宮崎あおい・31)のような夫婦は、あの時代だからありえる夫婦の形だったのかもしれないけど、本当に素敵な夫婦関係だと思います。ぼくも、直太朗さんのように奥さんから意見を言われるのはいいですよ! ただ、素直に受け入れるかはわからないけど(笑い)」
※女性セブン2017年11月9日号