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アリババ総帥が朝青龍と映画共演、「独身の日」PRか

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 中国の長者番付ナンバー1でインターネット通販最大手アリババの総帥、馬雲(ジャック・マー)氏が映画デビューすることが明らかになった。カンフーをテーマにした作品で、主役は中国出身の世界的アクションスター、ジェット・リー(李連傑)。元横綱・朝青龍のドルゴスレン・ダグワドルジ氏ら格闘技の猛者らも出演するという。

 この映画のタイトルは「功守道」。同社の発表によると、映画自体は短編で、馬氏は太極拳の師匠という役柄。

 この映画では世界的なカンフースターであるジェット・リーのほか、出演者が豪華な顔ぶれなことも話題を呼んでいる。朝青龍のほか、ジェット・リーと同じく、やはり世界的なアクションスター、ドニー・イェン(甄子丹)、往年のカンフースターで、いまや映画監督としても知られる香港のサモ・ハン・キンポー(洪金寶)、五輪2連覇を達成し、WBOフライ級チャンピオンだった中国ボクシング界のスター、鄒市明らだ。

 同社では映画製作の目的について、「馬会長が長年の太極拳愛好者であり、趣味が高じて、太極拳の世界的な普及・奨励を目指している」と説明している。

 しかし、封切り日が11月11日と同社最大のバーゲンセール「独身の日」のイベント開催当日であり、映画も「独身の日」イベントの宣伝との見方が強い。ちなみに、昨年はセールの総取引額が1207億元(約1兆8900億円)もの最高の売上額を記録した。同社はこれについて「映画と独身の日セールとは全く関係がない。映画制作の日程などで、たまたま重なっただけ」と発表している。

 とはいえ、ネット上では「馬氏は慈善事業家ぶっているが、その実、頭にあるのは儲けのことばかり。映画デビューは新手のPR戦略だ」などと手厳しいコメントが書き込まれている。

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