『やすらぎの郷』に続く、テレビ朝日の昼の帯ドラマ劇場第2弾『トットちゃん!』。黒柳徹子(84才)の半生を描く物語は、子供時代を経て、11月からはいよいよ大人になった“トットちゃん”が登場。黒柳役の清野菜名(23才)の魅力や、ドラマの見どころを探りました!
見どころの一つは終戦から4年、東京へ戻ってきた徹子に恋の予感が…。国際的ピアニスト役に城田優(31才)、NHKのディレクター役にV6の三宅健(38才)が就く。
「トットちゃんに恋愛のイメージはあまりないと思うので、ぜひ見てほしいです」(清野)。
さらに、劇中の清野の衣装には実際に黒柳が着ていた私服も使われている。
「お直しなしでサイズがピッタリ。昭和テーストのファッションは新鮮で、着ていて楽しいです」(清野)。
「トレードマーク誕生の瞬間が出てきます。ちなみに、テレビに出演するシーンは玉ねぎ頭ですが、私生活のシーンではふつうの髪形です」(清野)
テレ朝の公式YouTubeチャンネルでは、“玉ねぎ頭の作り方”を詳しくチェックできる。
「私が演じることで、徹子さんに変なイメージがついたらどうしよう。母にも“あなたにできるの?”と心配されました」(清野)
トット役の清野菜名は、黒柳本人から「こんなにかわいいかたに演じていただけるなんて」と、お墨付きをもらっていながら、取材では「一生、自分のところが放送されなければいいのに」と大役を務めるプレッシャーをポロリ。
不安そうな顔を見せた。しかし、カメラの前では、クルクルと表情やポージングが変化。そのかわいらしさに、同性の記者も胸がキュンキュンしてしまった。
『やすらぎの郷』では主役の菊村栄(石坂浩二・76才)を惑わす榊原アザミ役で出演していた清野。脚本を手がけた倉本聰さん(82才)も、清野に“ひと目ボレ”だったという。
「アザミ役のオーディションで初めて清野さんにお会いしたとき、倉本さんは“彼女がいいね”と、魅力を見抜いていました。会話中の清野さんは、質問の好き嫌いや興味のあるなしがわかりやすくて、でも、返答はズバッと言う。そのへんがぼくは黒柳徹子っぽいと感じたんです」(プロデューサーの服部宣之さん)
2016年には『トットてれび』(NHK総合)で満島ひかり(31才)も黒柳を演じ、高い評価を得たばかり。服部さんは、「モノマネではない、全く違う良さを見てほしい」と、清野版“トットちゃん”に胸を張る。
清野の魅力と黒柳の知られざる物語に、お昼は心を奪われそうだ。
撮影/石井祐輔
※女性セブン2017年11月16日号