ロシアの古都、サンクトペテルブルクから中国・上海のモデル事務所と契約して、中国で働いていた14歳のロシア人美少女モデルが仕事の後、異常を訴えて病院に運ばれ死亡した。当初は、奴隷契約による過労死と伝えられたが、事務所側は否定していることが分かった。
事務所側は「彼女は休日はきちんと取っており、1日の勤務時間も8時間以内だった」と弁明しているが、中国国務院(政府)の規定では「労働年齢は16歳以上」で、「16歳未満の児童に労働させてはならない」と決められており、14歳の少女を働かせていること自体がそもそも規定違反だ。
このため、ネット上では、少女の死について、事務所側のずさんな管理と少女を紹介したロシア側エージェントの中間搾取、あるいは両親の無知などのさまざまな憶測が飛び交っている。
この少女、ブラダ・ジュバさんは、上海のモデル事務所「上海英模文化発展」が、ブラダさんの所属しているサンクトペテルブルクのモデル事務所と契約したことから、ブラダさんは今年9月から中国内で3カ月間働くとの雇用契約を結んだ。
中国共産党機関紙「人民日報」傘下の国際問題紙「環球時報」によると、ブラダさんは「1週間に3時間だけ働くという契約だったが、毎日13時間の仕事をさせられていた」や、「体の具合が悪くなっても、医療保険に入っていなかったため病院へ行くこともできなかった」と話していたという。