就任後初のアジア歴訪のため、11月5~7日に来日したドナルド・トランプ米大統領(71才)。長旅の疲れも見せず、来日初日に霞ヶ関カンツリー倶楽部(埼玉・川越市)で安倍晋三首相(63才)とのゴルフを楽しんだ。
その間、安倍首相夫人の昭恵さん(55才)もメラニア米大統領夫人(47才)のホスト役を務めていた。そもそも昭恵さんとメラニア夫人は、ファーストレディーとしては対照的な存在だ。
昭恵さんは“家庭内野党”を自称し、しばしば夫を批判するぐらい政治的な活動をすることが好き。「首相夫人」としてどこにでも顔を突っ込みたがることが災いし、森友学園騒動を招いてしまった。
一方で、メラニア夫人は政治的なことにはほとんどタッチしない。息子・バロンくん(11才)の母親として日々の生活を送ることに集中していて、学校の送り迎えはもちろん、教育のために、多忙な夫とは別居生活を送っているほどだ。
「メラニア夫人が各国の首脳夫人と会って話す話題といえば、もっぱら“子育て”についてだそうです。でも、昭恵さんはお子さんがいませんし、もっと女性の活躍について話したいというタイプ。オバマ前大統領のミシェル夫人に傾倒していたということもありますし、そもそも話が合わない2人なんです」(官邸筋)
前に出たがる昭恵さんと、意外にもトランプ氏から二歩も三歩も下がるメラニア夫人にはこんなすれ違いもあった。
「今年2月の安倍夫妻の訪米の際、大統領夫妻と会食する機会がありました。トランプ大統領は、“酒は身を滅ぼす”という主義で、口にしません。メラニア夫人も一滴も飲まない。安倍首相も潰瘍性大腸炎を患った過去もありほとんど飲めません。
そんな3人を尻目に、昭恵さんだけが白ワイン、赤ワインとどんどん杯を重ねていったんです。その様子をトランプ夫妻はいぶかしげに眺めていましたが、メラニア夫人はたまらず“こういう大切な場で、しかも主役である夫が飲んでいないのに酔っぱらうのはいかがかしら”と呟いたそうです」(前出・官邸筋)
晩餐会でもてなしを受けたらお酒を嗜むのも社交界のマナーの1つ。トランプ氏特有の“偏屈さ”でもあって、昭恵さんが“上から目線”を感じてムッとしたのもわからないではない。しかし、これにはさすがにシュンとしたという。
「昭恵さんはメラニア夫人を前に、自分の好きなK-POPアーティストのことを“カッコイイ”と饒舌に話したんだそうです。すると、メラニア夫人は、“あなたは日本人なのになぜ韓国の話ばかりするんですか?”と返したそうです。それには昭恵さんも苦笑いするしかなかったようです」(別の全国紙政治部記者)
雑誌/雑誌協会代表取材
※女性セブン2017年11月23日号