会場が暗転し、スクリーンに映し出される2人のシルエット。不死鳥をモチーフにした舞台装置が現れ、ステージの両サイドから2人が登場すると、会場を埋めつくした4万人のファンから、絶叫に近い歓声が上がった。
11月11日、札幌ドームで東方神起の5大ドームツアーが幕を開けた。ユンホ(31才)とチャンミン(29才)が2年間の兵役を終え、再始動後初のコンサートとあって、会場には日本だけでなく、韓国、中国、フィリピンなど世界各国からトンペン(東方神起ファンの名称)が大集結。
「10月の復帰会見で全国ツアーを発表した直後から、開催都市のホテルが次々に満室となりました。2年半ぶりの復帰ですから、ファンの熱気も普通じゃない。“今回ばかりは這ってでも行く”というかたが多かった」(観客の1人)
この日の公演では、『Why? (Keep Your Head Down)』や『シアワセ色の花』など、アップテンポのダンスナンバーから珠玉のバラードまで、全38曲を熱唱した2人。
「MCではユンホがボケて、チャンミンが毒舌で突っ込む、いつもの2人が見られました(笑い)。キレッキレのユンホのダンスも、チャンミンの力強いハイトーンボイスも、これまで以上に磨きがかかって、まさに“神”って感じ。日本語も完璧で、あっという間の3時間でした」(別の観客)
感極まって泣き出すファンが続出したというツアー初日。2人は来年1月14日の最終公演(ナゴヤドーム)までノンストップで走り続ける。「それにしても、すごすぎます」と、ため息をつくのは、あるレコード会社幹部である。
「うちも韓国アイドルを抱えていたけど、李明博元大統領の竹島上陸(2012年8月)以降、日韓関係が冷え切り、ファンがだいぶ去っちゃって…。東方神起は2年のブランクを経てなおファンが拡大し続けている。同業者として、感心すると同時に嫉妬を覚えます」
10月13日、『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)に東方神起が出演した際、ツイッターのトレンドワードがユンホとチャンミンに関連する言葉で埋めつくされ、2人が表紙を飾った女性誌『an・an』(10月25日号)は、平時の倍売れたという。
※女性セブン2017年11月30日・12月7日号