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日馬富士殴打事件 秘密裏に金銭による示談交渉あったとの証言

横綱にどんな処分が下されるのか(写真:共同通信社)

 もはや事件は、「不良横綱の狼藉」では済まない。日馬富士の刑事処分や“強制引退”で幕引きするには、事件の波紋が大きくなりすぎた。

「当人同士ではなく“親”同士の恨みが籠もっている。あの屈辱を晴らすためなら、貴乃花はどんなことでもする……」

 相撲協会幹部は、青ざめた顔で呟いた。過去にも、双羽黒や朝青龍が起こした「横綱の暴行問題」は相撲協会の屋台骨を揺るがした。しかし今回の“揺れ”はその比ではない。角界の暗部をあぶり出した騒動は、これから本格化する──。

◆記者は「質問禁止」

 たしかに、“情報統制”は九州場所初日の1週間前から始まっていた──福岡県田川市の石炭記念公園で11月5日に開かれた祭りに、貴乃花部屋の面々が集まっていた。

 地元イベント「田川チビッコ相撲大会」には、貴乃花親方や21歳の部屋頭・貴景勝(前頭1)をはじめ、部屋の関係者がこぞって参加。ただ、そこには前頭8枚目・貴ノ岩の姿だけがなかった。

 現地では記者に対し、部屋の力士たちへの個別取材禁止が伝えられた。場所前の親睦イベントであるにもかかわらずだ。

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