怒りを感じる場面は日常のあらゆる瞬間に潜んでおり、実際にそんな「怒り」が傷害や殺人(未遂)事件に発展することも少なくない。そこで、多くの人がイラッとするであろうシーンを取り上げ、それぞれのシーンの要注意な怒りの“タイプ“を紹介。その対処法を日本アンガーマネジメント協会の安藤俊介代表理事に、解説してもらった(以下、「」は安藤氏のコメント)。
【シーンA】
ベッキー(33才)の不倫が明るみに出た2016年から、芸能界では立て続けに不倫ニュースが報じられてきた。当然、“された”妻側の怒りは相当なもの。南果歩(53才)は、夫・渡辺謙(57才)の3年にわたる本気不倫に憔悴、いまだ許す気配を見せていない。松居一代(60才)は夫・船越英一郎(57才)の不倫・浮気を“松居劇場”でこれでもかと暴露した。
夫に裏切られた時に失望し、怒りを感じるのは当然の感情。しかし、いつまでもその怒りにのみこまれるのは、マイナスでしかない。
「暴力的になりがちなのは、『公明正大』タイプ。間違ったことをする方が悪いと信じているので、行きすぎなくらい夫をコントロール下に置こうとするでしょう。『用心堅固』タイプの人は悲劇のヒロインになりがち。“別れたくても子供がいるから”といつまでも卑屈な態度が抜けきれません」
どちらにせよ「これからどうするか」を考えることが先決だ。
「この2つは思い込みが激しいタイプ。自分では正しいと思っているできごとにねじれがないか、第三者を交えて客観的な意見を交換することが望ましいですね」
『公明正大』タイプ
正義感が強く、ルールやマナーを重んじる人。曲がったことが嫌いで、信念を持って突き進む。自分にも他人にも厳しく、間違っていると思うことを他人がしていると黙っていられない。
『用心堅固』タイプ
愛想がよさそうに見えるが、簡単に心を開かない。そのうえ、他人へのレッテルを貼る傾向がある。必要以上に自己評価が低く、自分よりもうまくいっている人や、馴れ馴れしい人にイラつく。
※女性セブン2017年11月30日・12月7日号