医学の分野で進む遺伝子研究。病気は「遺伝」が原因となるのか、それとも生活習慣などの「環境」が引き起こすのかという研究が進んでいる。
“加齢とともに気になる男性の体の部位”でも研究は進んでいる。英エディンバラ大学の研究グループが5万2000人を調査したところ、男性型脱毛症に関連する遺伝子が100を超えた。
「60代を超えると毛根が弱くなって毛の再生能力も衰えるため、薄毛になるのは自然の摂理です。ただし、20~30代から薄毛が目立つようになる『若ハゲ』は、遺伝が強く影響します」(石川県立看護大学教授の大木秀一氏)
さらに、EDについて秋津医院院長の秋津壽男氏が語る。
「EDの原因の大半は心因性で、精神面から勃たなくなります。残りの原因は加齢なので遺伝は関係ありません」
※週刊ポスト2017年12月1日号