儲けているカリスマ投資家さえも、悔やんでも悔やみきれない「取り逃した大爆騰」がある── 彼らの「反省の弁」は今後の投資を成功に導く大きなヒントになるはずだ。
日経平均株価は11月に入ってから2万2000円台で推移し、相変わらず四半世紀ぶりの高値水準にある(11月23日現在)。その波は日経平均を構成する大型株のみならず、中小型株や新興市場にも及んでいる。
たとえば、スマートフォンから実際のクレーンゲームを遠隔操作する人気ゲームアプリ『トレバ』を手がけるサイバーステップ(東2・3810)は、今年1月10日の安値373円から6月27日には7980円と、なんと半年余りで21倍以上にも膨らんだ。
そのような想定外の爆騰は投資の世界に生きる人々の目でも見抜けなかった。
「私は1500円の時に買って、1か月ほどで2倍近い2800円になったところで売って満足していた。しかし、その後、同社の株価はさらに跳ね上がった。なぜ、もう少し持ち続けなかったのかと後悔しきりです」(カブ知恵代表・藤井英敏氏)
※週刊ポスト2017年12月8日号