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献立に迷わぬ極意 レシピありきではなく素材ありきで作る

平日の朝は洋食のワンプレート

 家事に仕事に忙しい主婦にとって、献立に悩む時間は無駄! そこで、ブログ『エコナセイカツ』で目からウロコの時短家事を数多く紹介し、『しない料理』(扶桑社)など多数の著書があるシンプルライフ研究家のマキさんに、献立の決め方マイルールを聞いた。

 マキさんの献立の決め方はいたってシンプル。平日の献立には、あらかじめルールを決めていて、何も考えずにその通りに動くだけだという。そのルールとは?

「朝は、火や包丁を使いません。1枚の皿にパンと、ミニトマトやあらかじめゆでておいたブロッコリーなどの野菜、フルーツをのせるだけ。晩ご飯は白米と汁物の2品を必ず出すと決めているので、おかずはおのずと和食限定に。揚げ物や煮物は後片付けが手間なので、調理法は焼くか炒めるかに。そうやって選択肢が狭まると、おかずはたいてい、肉や魚を焼いたものや野菜炒めになります」(マキさん、「」内以下同)

 白米がパスタやピラフになることはないし、おかずが揚げ物や煮物になることもない。さらにレシピも見ないと言う。

「レシピを見ると迷うし、時間や手間がかかるんです。材料をそろえたり、手順通りに作らないといけませんから。その時間があれば、小松菜をゆでておひたしが1品作れます。メニューありきで料理を作るのではなく、素材ありきで、名もない料理を作った方が断然ラクなんです」

 平日の夜は、白米をといで土鍋で蒸らし、その間に肉や魚を焼きつつ、冷蔵庫にストックしてある、ゆでておいた野菜(副菜)を取り出す。こうした一連の流れが習慣となっているから、余計なことは考えない。4人家族の夕飯の支度は約20分ですむ。

「考える時間がいちばん無駄」と言い切るマキさん。迷わないことは家事の時短にもつながるのだ。

■マキさんのリアル献立

【朝】平日の朝は洋食をワンプレートで
 平日の朝は、皿洗いが最小限ですむワンプレートにし、火と油、包丁を使わない洋食と決めている。食材は買ってすぐ、“洗う”、“ゆでる”、“切る”の下処理をして冷蔵保存。朝はその中から、野菜と蒸し鶏、果物(写真はぶどう)を皿に盛るだけ。これで、彩りも栄養バランスも文句なし!

【昼】昼は外食や弁当など各自が自由に楽しむ
 ご主人は外食。平日は朝と晩に決まったルールがあるので、昼は自由にしているとか。ある日のお弁当のメインは、生活クラブ生協の冷凍チキンナゲットで、お弁当のおかずはすべて、子供の好物のみ。おかかとしょうゆで味つけしたご飯とちくわきゅうり以外のおかず(黒豆、ミニトマト、ゆでておいた枝豆とウインナー)は、切ったり調理したりせず、ただ詰められるものばかり。

【夜】焼くだけの主菜に和えるだけの副菜
 メインは、グリルで焼いただけのほっけの干もの。土鍋で炊いたご飯を蒸らし、魚を焼いている間に、みそ汁を作る。具の小ねぎは事前に刻んだものを加えただけ。副菜は、ゆでて冷蔵保存していたほうれん草のおひたしと冷奴。おひたしと冷奴を同じ皿に入れることで、おかかとしょうゆをそれぞれにかける手間を省いている。里いもとかぼちゃは冷凍の加工品を使用。

※女性セブン2017年12月14日号

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