家庭で作るのは面倒だが、使い勝手はバツグンな「鶏がらスープ」。鶏手羽を使えば手軽においしい自家製鶏がらスープが作れるという。家庭料理研究家の松田美智子さんはこう話す。
「鶏ベースのだし汁…と考えれば納得できるかと思います。鶏手羽は一度冷凍してから使うと、脂が固まって、さらにだしが濃厚になります。ねぎやしょうがを入れずとも、こしょうだけでもOK。コラーゲンをはじめ女性にうれしい栄養素もたっぷり、残った身もお料理に使えて一石二鳥です」
■「鶏手羽簡単チキンスープ」のレシピ
材料:鶏手羽先500g、水1.5リットル、ねぎ(青い部分)2本分、しょうがのスライス(皮付き)3~4枚、酒1/4カップ
【1】鍋に鶏手羽先と水を入れ、ねぎ、しょうがを加えて煮立てる。アクと脂をていねいにすくい、酒を加えて中火で20分煮る。
【2】火を切って粗熱が飛ぶまで待つ。キッチンペーパーを敷いた平ざるで漉す。身は皮と脂、骨を除き、肉をほぐしておく。
■「酸辣湯麺」のレシピ(2人分)
【1】豚ロース肉200gは1cm幅に切って片栗粉小さじ1、酒大さじ2、しょうゆ大さじ1、白こしょう少量をもみ込んで10分おく。たけのこ(水煮)1/4個はせん切りにする。ねぎ1/2本は芯を除いて斜め薄切りに、しいたけ4個は軸と傘に分けてせん切りにする。
【2】中華麺2玉は固めにゆでて湯切りしておく。
【3】中華鍋にごま油・にんにくのみじん切り各大さじ1を合わせて中火で炒め、豚肉、野菜の順に炒める。粗びき花山椒大さじ1を加えて炒め、〈チキンスープ〉5カップ、酒大さじ3を入れて煮立てる。
【4】塩・白こしょう少量で味を調え、しょうゆ大さじ1と米酢大さじ2で風味を立てる。水溶き片栗粉大さじ1~2で軽いとろみをつける。
【5】穴あきお玉を通してカラザを除いた卵1個を溶き入れ、火を止める。
【6】丼に【2】を入れ、【4】を注ぎ入れて、全体を軽く混ぜる。好みで青ねぎの小口切り・ラー油・花山椒各適量をあしらう。
撮影/鍋島徳恭
※女性セブン2017年12月14日号