放送作家でコラムニストの山田美保子氏が独自の視点で最新芸能ニュースを深掘りする連載「芸能耳年増」。今回は、「好きな女子アナランキング」の最新結果もふまえ、日テレの笹崎アナに注目。
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恒例、オリコン調べによる「第14回 好きな女性アナウンサーランキング」が11月30日に発表され、予想通り、日本テレビの「ミトちゃん」こと水卜麻美アナが13年より5年連続での1位となり“殿堂入り”した。
10代~50代までの男女1000人のモニターリサーチ会員に11月6日~12日にアンケート調査をした結果、ベストテンの2位以下は、有働由美子(NHK)、大下容子(テレビ朝日)、加藤綾子(フリー)、大江麻理子(テレビ東京)、田中みな実(フリー)、桑子真帆(NHK)、井上あさひ(NHK)、山崎夕貴(フジテレビ)、高橋真麻(フリー)各アナという結果に。
一言でいうなら、ルックスや話題性で人気が左右された女子アナのブームは去り、実力と安定感のあるタイプが目立つランキングになったように思う。
加えて、モニター会員の男女比が均等ではなかったのではないかと感じるのは私だけだろうか。というのは、女性視聴者ウケのいい女子アナばかりが上位を占めているからだ。
特に上位3人は、女性向けの帯番組のMCを務めているし、現在、テレ朝で女子アナ最年長の大下アナは、相変わらず局内でもっとも忙しく、「帯ドラマ劇場『トットちゃん!』」のナレーションまで担当している。
いずれにせよ、レギュラー番組が多く、画面露出度が高いアナばかり。パッと見、ちょっと意外な6位の田中みな美も『ひるキュン!』(TOKYO MX)という帯番組を担当し始めて1年が経ち、いい意味で、その素顔が視聴者に伝わったということなのかもしれない。
とにかく、視聴者はよく彼女たちの出演番組を見ている。似たようなランキングでも『週刊文春』の「好きな女子アナ~」は、読者の選出理由が「え? そこ?」というものばかりなのに対し、オリコン調べの「~ランキング」にあるコメントは、すべて納得させられるものばかりだ。