“手帳は高橋”をキャッチコピーに、書店で15年連続売り上げ1位を取り続けている手帳がある。その人気の秘密とは?
『高橋書店』は、1952年の創設当時から手帳を販売していた。当時の時代背景を同社の宮越梓さんはこう話す。
「高度経済成長時代、多くの企業で社員のスケジュール管理のために手帳を配布していました。かつて手帳は会社でもらうものでした。その頃から我が社は、企業向けではなく、個人向け手帳の製作を行ってきました」
書店で本を売るのと同時に、個人向け手帳を販売。バブルが崩壊し、企業が手帳の配布を止めると、手帳を購入する人が急増した。
「毎年数万通届くお客様からのハガキを参考に改良を重ねています。21回を迎えた『手帳大賞』で一般の方のアイディアを商品化した手帳もあります」
デジタル化が進む中、「あえてアナログな手帳がイイ!」と毎年売り上げを更新している。
写真左上は『ティーズディレクションダイアリー』シリーズ( 1674円~)。2011年に第15回『手帳大賞』を受賞したアイディアを採用。縦の欄で1日のスケジュールを管理でき、下段には自由にメモできるスペースが。ビジネスマンに使いやすいと好評だ。
写真右下は『クレールインデックス』シリーズ(713円~)。月間スケジュール帳が薄くて便利と女性に人気。1コマが大きいので予定を自由に書きやすく、サイズも豊富。裏写りしにくい紙やほつれにくいしおり紐を厳選して採用している。
※女性セブン2017年12月14日号