連日、大相撲騒動を報じるテレビのワイドショー。元横綱・日馬富士の暴行事件で「貴乃花親方」と「白鵬・相撲協会」の対立構図が浮かび上がってきたが、実はその水面下で、意外な熟女2人が“代理戦争”を繰り広げている。番組コメンテーターとして引っ張りだこの、藤田紀子さん(70才)と横野レイコさん(55才)だ。
紀子さんといえば、渦中の貴乃花親方の実母にして、二子山部屋の元おかみさん。一方の横野さんは、相撲リポーターとしてのキャリアは30年にもなる大ベテランだ。テレビ関係者が苦笑する。
「毎日のように報道番組に出ているのに、2人が共演することはないんです。実は、紀子さんが横野さんを共演NGにしていて、“彼女が出るなら私は出ないわ!”と頑ななんですよ」
2人の因縁は、なんと20年以上前にさかのぼるという。
「横野さんが相撲リポーターとして頭角を現し始めたのが、若貴ブーム全盛期の1990年代半ばのことです。もちろん若乃花、貴乃花という人気力士兄弟とも親しく、当時、おかみさんをしていた紀子さんともべったりと懇意にしていました」(スポーツ紙デスク)
そんな2人の間に距離ができたきっかけは、2001年に報じられた紀子さんの不倫疑惑と、その後の離婚だった。
「二子山親方との離婚によって、紀子さんは事実上、角界から追放されることになりました。相撲取材を主戦場にしていた横野さんは、紀子さんから離れる形になった。その頃から、紀子さんは横野さんに苦手意識を持つようになったみたいですね」(前出・スポーツ紙デスク)
今回の騒動でも、2人の立場はガチンコの真っ二つ。ダンマリを決め込む貴乃花親方をフォローするコメントが多い母・紀子さんに対し、横野さんは相撲協会に協力しない貴乃花親方の姿勢に疑問を投げかける。
「横野さんは著書の表紙にも白鵬からコメントをもらうほど、白鵬と懇意にしています。また、相撲リポーターという立場上、協会から反感を抱かれるようなコメントをしにくいということは理解できますよね。もう相撲界とは何の関係もない紀子さんが好き勝手に言えるのとは違いますからね」(前出・テレビ関係者)
いよいよフラストレーションが溜まったのか、11月30日放送の『バイキング』(フジテレビ系)で紀子さんは「リポーターのかたはそれ(今回の騒動)によって仕事が増えています」と、名指しこそしなかったものの明らかに横野さんのことをチクリ。土俵外の乱闘もなかなか激しい。
※女性セブン2017年12月21日号