月給23万円以上で、週休2日。有給休暇や夏季休暇もあって年間休日は120日間ほど。年2回の賞与があり、海外出張時には手当てが出る。学歴は問わず、年齢制限もなし。もちろん福利厚生もしっかりしていて──。
「ギョギョギョ! めちゃめちゃいい転職先見っけ!」と転職サイトを覗いていた女性セブン20代女性記者は思わず声を上げたが、その求人は、なんとさかなクンのマネジャーを求めるものだった。
さかなクンといえば、トレードマークの「ハコフグ帽子」をかぶってテレビで魚に関する知識を披露し、人気タレントさながらの活躍ぶり。一方で、東京海洋大学名誉博士として講演やアドバイザー、画力を生かしたイラストレーターの仕事などをこなし、多忙な日々を送る。
「今回は、仕事に必要な資料を集めたり作ったりするマネジャーを募集しているそうです。未経験者歓迎、学歴不問と門戸は広い。ただし、さかなクンは全国の漁協、鮮魚店、水族館だけでなく、アマゾンの奥地も含めた魚の生息地へ出向きますから、かなり大変なお仕事だと思いますよ」(芸能関係者)
とはいえ、そんな貴重な体験めったにできるものではない。どうやって人選するのだろうか? 12月3日、都内で行われたイベントに参加したさかなクンに聞いてみた。
舞台上で海の生き物のクイズをイラストやダジャレを交えながら展開し、会場を大いに盛り上げていたさかなクンだったが、イベント終了後に本誌記者が近づくと、「ギョ!」と走り去ってしまった。そこへ現れた、さかなクンの“マネジャー”に話を聞いた。
──マネジャー募集見ました。
「誰かが辞めたというのではなく、もっと人員を増やして、さかなクンをサポートしたいという話なんです」
──応募はありましたか?
「正直、そんなに話題になると思ってなかったんですけど、想定外の反響があって…。話題になっている募集のサイトは閉じている状況です」
──えっ? じゃあ、もう応募できませんか?
「いえいえ、まだ採用は行っています。本人も、いろいろなかたといい縁があればいいなと思っています」
──私もアマゾンに行きたいんです!
「…(苦笑)」
記者の最後の質問には無言になったさかなクンのマネジャーだが、こういった直撃に対応するのも、仕事の1つのよう。本気で応募してみる?
※女性セブン2017年12月21日号