アメリカ人女優メーガン・マークルさん(36)との婚約を発表したイギリス王室のヘンリー王子(33)。来年5月にウィンザー城のセントジョージ礼拝堂で挙式することも決まった。英国内では祝福ムードが高まっているが、一方で“新プリンセス”へのバッシングが鳴り止まないのも現実だ。英国事情に詳しいジャーナリスト・多賀幹子氏がいう。
「交際発覚当初からマークルさんは様々な批判に晒されてきました。離婚歴があること、母方がアフリカ系アメリカ人であることなどが半ば差別的に報じられた。さらにマークルさんの異母姉は“両親が自己破産しているのに何も援助しなかった偽善者だ”と彼女を批判し、暴露本を出版する予定。“ロイヤルファミリーにはふさわしくない”というアンチの声はなかなか消えそうにない」
結婚して王室に入れば、国民からの視線はより厳しいものになるという。
「日本の皇室と違い、イギリスのロイヤルファミリーはメディアや国民から直接的な批判に晒されます。特にやり玉に挙げられるのが公務活動数。年末になると、王室の方々の公務活動数が比較表の形で発表され、少なければ税金泥棒かのようにバッシングされる。王室の親類縁者たちからのプレッシャーも大変なもので、マークルさんはなかなか気の休まらない日々をおくることになるのでは」(同前)
もうひとつ気になるのは「兄嫁」となるキャサリン妃(35)とうまくやっていけるのかということ。この春にはキャサリン妃の妹であるピッパ・ミドルトンさんの挙式にマークルさんがヘンリー王子とともに招かれるなど、関係は良好とされている。