若い子連れ夫婦や、少し裕福そうな学生カップル、単身者も多く出入りする東京・私鉄沿線沿いの住宅街に建つ賃貸マンション。ベージュのタイル貼りで、1階にはコンビニが入る築20年超の建物だ。このマンションに柴咲コウ(36才)が出入りしている姿を本誌記者はたびたび見かけていたのだが、どこか違和感をおぼえていた。
柴咲ほどの大女優が住むには手狭で庶民的すぎるのではないか、しかも以前住んでいた自宅からすると都心からは離れている。もしかすると恋人が住むマンションか。でもそういうそぶりもみえないし、外食も“ひとり飯”。NHK大河ドラマの主演も務める上に、テレビCMは4社もあるし、お金に困っているはずもないだろう。ではなぜ──その疑問がふいに解けた。
柴咲が主演するNHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』も17日でいよいよ最終回。1月7日からは西郷隆盛を主人公にした『西郷どん』がスタートする。
11月30日、柴咲から来年の主演・鈴木亮平(34才)への「バトンタッチセレモニー」が行われたが、その席で鈴木から「1年間続く撮影で気をつけること」を聞かれた柴咲がこう発言をしたのだ。
「私の場合は、引っ越しをしました」
集中力を高めるため、狭い部屋に引っ越しをして、台詞を覚えるのと寝るだけの部屋でNHKと行き来する生活を送っていたという。
「柴咲さんはお料理好きなので、家にいて料理に夢中になったり、フッと脇にそれないようにするために、狭い部屋に引っ越したそう。ペットと遊んだり、恋人と自宅デートしたり、そういうことを全部できないように断ち切った全部断ちの部屋にしたんでしょう。撮影途中の春先からクランクアップするまでの6か月もそこですごしたそうですよ。女城主がこもっていたわけです」(テレビ局関係者)
そんな女優魂に、鈴木も「参考になります!」と感心しきりだったが、本誌・女性セブンの記者も口をあんぐり。まさか本当に柴咲の自宅だったとは。確かに恋人の出入りもないストイックな生活を本誌は見ていた。
「今はもう元通りの生活ですよ。倍以上の広さがありますし、さすが柴咲さんという高級マンションです(笑い)。IT企業を設立し、取締役CEOに就任する女社長に遜色のないお部屋でしょう。『直虎』の後はしばらく女優業を休むそうで、半年も缶詰生活を送っていたのでしばらくは悠々自適に生活されるんだと思います」(芸能関係者)
※女性セブン2017年12月21日号