芸能

『相棒』大好き麻木久仁子 伏線発見などでドラマに没入

『相棒』大ファンの麻木久仁子が魅力を語る

 ご長寿人気ドラマ『相棒』(テレビ朝日)。毎夕のように再放送を繰り返しながら、レギュラーの時間帯でも好評。現在放送中のseason16も高視聴率を維持している。そんな『相棒』の大ファンだと語るのは麻木久仁子だ。知性派タレントの彼女が語る『相棒』の魅力とは?

 * * *
『相棒』はプレシーズンの頃からずっと見ています。いろんなところでファンだと公言しているからか、ノベライズ本の解説を書かせてもらったこともあります。

 社会問題や、時事ニュース、警察という大きな組織内の対立、そして“警察は本当に市民の側に立っているのか”という難しいテーマも、上質なエンタメにしておもしろく楽しめる。

 そんなドラマは他にないと思うんです。事件は毎回起こって必ず杉下右京さん(水谷豊)が解決してくれるんだけど、どこか少し消化不良だったりすることもある。

 でもそれは大きな伏線で、映画や特番で回収されたりするんです。それも見どころで、各話を見ながら“ん、これは伏線か?”“あれ、この人物はまた出てくる?”なんてところも楽しみながら見ています。

 登場人物の胸の内に秘める感情もすぐに表面化させるのではなくて、相棒の世界観を壊さないようにそれとなくにおわせる。長寿だからこそ急ごしらえで回収しなくていいという描き方です。

 殺人事件とは別の時間軸で流れるゆったりと流れる大河のような人間模様がどう転じていくのかを予想しながら見ていくおもしろさもあります。今、注目しているのは、大河内監察官(神保悟志)と社美彌子(仲間由紀恵)。現・相棒の反町隆史さんと右京さんの関係がどうなるかも含め、これからもますます目が離せません。

※女性セブン2017年12月21日号

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