元横綱・日馬富士の暴行事件発覚以降、マスコミを賑わせている大相撲の話題。テレビ業界内では、こんなことが囁かれている。
「この1か月以上、ワイドショーは相撲の暴行事件ばかり。もうお腹いっぱいです。騒動が続くのは貴乃花親方(45才)が何も語らず、何を考えているかわからないことが1つ。そんな中、にわかに注目されているのが母である藤田紀子さん(70才)。彼女が出ると視聴率が上がるそうで、今いちばん重宝されているんです」(テレビ局関係者)
紀子さんほど“いい”コメンテーターはいない。まずは貴乃花親方の実の母であり、かつては名門・二子山部屋のおかみさんであったという経験者であること。しかも故・二子山親方と離婚後、相撲界から“追放状態”となっているため、相撲協会に何の遠慮もなく発言ができる。さらにいえば、数々の騒動のおかげか、ワイドショー慣れもしている。
「こんな時だけ出てきて…」と批判の声も聞かれるが、紀子さんに近しい知人はこう話す。
「紀子さんはテレビで貴乃花親方を擁護し続けていますがそれには理由があるんです。今回をきっかけにいつか息子(貴乃花)が自分を許して、連絡を取り合えるのではないか、和解できるんじゃないかと期待しているんです」
貴乃花親方について涙ながらに語る姿を見ると忘れてしまいそうだが、紀子さんと貴乃花親方は長い断絶状態にある。「もう10年以上は会っていないし、連絡も取れない」(前出・知人)という。紀子さんの“寂しき母心”は騒動の渦中で、また別の火種を再燃させていた。
「紀子さんがある情報番組で、派手なマフラーをかけて“マフィア・ルック”と指摘された貴乃花親方の服装について、『私が女房だったら、あの格好はやめなさいと言う』と言いました。貴乃花親方夫人である景子さん(53才)をチクリとする発言にしか見えませんでした。つい、“景子さん憎し”の本音が出てしまったんでしょう」(前出・知人)
今も息子と絶縁状態なのは、嫁の景子さんの存在が大きい。そう紀子さんは思っているという。
「景子さんが嫁いで間もない頃、将来立派なおかみさんになるように育ててあげたのに、恩を仇で返されたと、紀子さんは感じているようです。一方で、将来“相撲協会理事長夫人”を視野に入れている景子さんとしては、紀子さんが今回の騒動をきっかけにまた何かトラブルを持ち込むのではないかと心配しているようです。最近のことは何も知らないのだから、もう放っておいてくれという気持ちでしょう」(相撲関係者)
花田家の女の「因縁」は今も続いていた。
※女性セブン2018年1月1日号