『タニタ』のツイッターは、フォロワー数約23万人以上。健康に力を注ぐ堅実なイメージとは裏腹に、シュールでゆる~いつぶやきがおもしろい!と、数年前から話題になり、ツイッターの“中の人”が注目される先駆けとなった。
今回、中の人を直撃すると、「2010年から7年間、ぼくが毎日ツイートしています。最初は1000人くらいで、フォロワーが全然増えず、コツコツ投稿していました」と控えめ。
フォロワー数が増え始めたのは、初投稿から3年目頃。駐車場に落ちていた自社の体組成計を“野良タニタがいた”とツイートしたところ、クスッと笑えるシュールなツイートがおもしろいと、人気が出始めた。
「ちょっとドSっぽく、(体重計に)“乗ってみろ!”など、自社の商品を絡めたタニタらしくないギャップのある発言がよかったみたい。2017年の4月1日には、エイプリルフールにちなんで、シャープの“中の人”とお互いのツイッターの中身だけ入れ替えて『君の社は。』というパロディーを本気でやりました。
リツイートでどんどん拡散されて、最後は新海誠監督がコメントをくれたんですよ(笑い)。このライブ感と拡散力がツイッターの魅力。若い人たちにも『タニタ』という名前を少しでも気にかけてもらいたい。初めは“なんだか変なことやっているな”でも充分。公式SNSはそのきっかけになったらと思っています」。
他にも、タニタにはフェイスブック、インスタグラム、YouTubeのアカウントがあるが、すべて担当者を分けて、それぞれの個性を引き立てて配信している。
※女性セブン2018年1月1日号