船越英一郎(57才)との離婚が成立したことを明らかにした松居一代(60才)。12月15日の記者会見では「勝利宣言」が飛び出すなど、松居の気分は晴れ晴れしている様子。「最高裁まで戦う」と豪語していたが、2度目の離婚調停で双方合意というスピード決着となった。
通常、離婚調停で問題になることが多いのは、「財産分与」のあり方だ。財産分与とは、離婚した当事者の一方が他方に対して財産を分け与えること。一般に夫婦が婚姻中に協力して蓄積した財産は、2等分されるケースが多い。たとえサラリーマンの夫の稼ぎが大半の財産でも、専業主婦の妻が家事や子育てをして家計に貢献したとみなされる。船越・松居夫婦の離婚調停でも財産分与が焦点となった。
「船越さんの収入はほぼ松居さんが受け取って管理していました。松居さんがビジネスや投資で稼いだ分もあり、都内一等地にある自宅まで含めると夫婦の共有財産は20億円ともいわれます。普通に離婚し、財産分与となったら、船越さんと松居さんでそれを折半することになります。松居さんの投資や株などの収入をのぞいた自宅などの固定資産だけでも7~8億円はあるので、船越さんは通常なら3~4億円は受け取ることになったはずです」(芸能関係者)
しかし船越サイドはある条件を明確にしていた。それは「早期に離婚してくれるなら、財産分与の権利は放棄する」というものだった。
「船越さんはもともと金銭を要求するつもりはまったくなかった。“調停が不調で裁判までいったら当然の権利である財産分与を請求しますよ”という姿勢を見せたのも、何よりもお金が大事な松居さんの性格を知り尽くしているからでしょう」(前出・芸能関係者)
いちばん大切なのは財産、と会見で言っていた通り松居は「方向転換」を決める。
「離婚裁判までもつれ込めば、松居さんは数億円の財産を船越さんに渡すことになります。大切な財産を失うことは絶対に避けたかったんでしょう。2回目の離婚調停に向けて松居サイドから『離婚に応じるので、裁判を避けたい』と打診したようです」(松居家の知人)
そして12月13日、2回目の離婚調停を迎えた。