肺がんで余命3か月と宣告されたが、それから1年4か月が経過した映画監督の大林宣彦氏(79)が映画『花筐/HANAGATAMI』の初日舞台挨拶に登場した。同作は作家檀一雄の短編小説集『花筐』を映画化したもの。太平洋戦争開戦勃発前夜を生きる若者達の青春群像劇を描いた。
大林監督は杖をつきながらも自ら歩いて登壇。「あと30年は生き延び、映画を作りたい」との宣言も出て大きな拍手を受けた。舞台挨拶には窪塚俊介、満島真之介、矢作穂香、山崎紘菜、門脇麦、常盤貴子、村田雄浩、原雄次郎も登場した。
■撮影/高柳茂