医師が、みずから治療が必要となった「患者」になったとき、どんな薬を飲むのか。国際医療福祉大学大学院特任教授の和田秀樹医師(57)は、精神科医の観点から「下痢止め」についてこう語る。
「私は過敏性大腸なのか、下痢と便秘を繰り返し、胃腸がとても弱いので、普段から整腸剤であるチアトンを服用しています。この薬は自律神経に直接に働きかける薬で、ストレスによる下痢にも効果がある。
乳酸菌製剤など旧来の止瀉薬(下痢止め)では、ストレス性の下痢は止まりません。実際に試してみたのですが、私には効果はありませんでした」
※週刊ポスト2018年1月1・5日号