頻繁にメディアなどに登場する人気店でおいしい料理を堪能してみたい──そう思っていても、予約が何か月も先だったり、あるいは値段が高かったりなどという理由で二の足を踏んでいる人も多いだろう。そんな人に朗報だ。人気グルメブロガーのフォーリンデブはっしーさんはこう話す。
「世の中には予約困難なレストランが数多く存在しますが、そのレストランで長く修業したお弟子さんが独立したお店なら、比較的簡単に食べることができます」
その代表例が銀座にある『すきやばし次郎本店』。言わずと知れたミシュラン三つ星店である。2014年には安倍晋三首相の招きでオバマ前大統領も訪れている。
店主・小野二郎(92才)が握る寿司は芸術作品といわれ、世界中のセレブがお忍びでやってくる。現在数か月先まで予約が埋まっている状態だ。
「日本一予約が取りにくい店のひとつと言っても過言ではない、『すきやばし次郎』ですが、暖簾分けした『豊洲店』であれば、ランチで並ばずに食べられます。しかも1600円とリーズナブル」(同前)
地下鉄・豊洲駅から歩いて10分の落ち着いた住宅街にあるマンションの1階に『すきやばし次郎豊洲店』はある。
開店時間は11時15分だが、11時前になると、客がちらほらと集まってきた。そうした状況を見計らい、女将さんが顔を出すと、「そろそろ開けますね」と開店時間前に店内へと案内してくれた。
目の前にゲタが置かれ、客のペースを見ながら、大将自ら握ってくれる。次郎直伝の確かな職人仕事だ。これが1600円で味わえるなら少しくらい並んでもいいかなと思えるほどの美味だった。
※女性セブン2018年1月4・11日号