クリスマスイブ前夜の東京・西麻布。とある会員制バーの個室に、ハイテンションで叫ぶ男性の声が響き渡っていた。「ス~イスイスイスイスイスイ、○○ちゃん飲まなきゃイヤなっちゃ~う!」──声の主は、日本ハムの斎藤佑樹(29)。後輩の有原航平(25)らを引き連れ、合コンで盛り上がっていたのだ。
斎藤は昨年、6試合に登板して1勝3敗。防御率6.75と精彩を欠き、二軍暮らしが続いていた。スポーツ紙日本ハム担当記者が語る。
「今オフの契約更改では、5年連続のダウンとなる1830万円でサインしました。一軍最低年俸の1430万円に限りなく近づいてきた。来季は30歳を迎える節目の年ですが、チームの話題は早稲田実業の後輩・清宮幸太郎(18)一色で存在さえ気にされていないのが現実です」
この日の夜は、そんな「厳冬更改」の悔しさを吹き飛ばすかのような大騒ぎだった。店に居合わせた客が明かす。
「22時を過ぎた頃からアスリート風の男性たちと一緒に女性が7~8人ほど個室に入って行きました。テキーラやシャンパンのボトルが2~3本ずつ、短時間で空になって下げられていたので、なんて豪快な飲みっぷりだと思っていたら、個室から出てきたのが佑ちゃんだったのでビックリしました。
そのうちカラオケが始まって、佑ちゃんが人気バンド『back number』の『クリスマスソング』を熱唱する甘い歌声も聞こえてきた。女性陣が『歌、超うま~い!』と歓声を上げていました」
美声で順調な立ち上がりを見せた斎藤だったが、中盤からは一転して“ビーンボール”を交える展開となった。
「そのうちコールのような掛け声が聞こえてきました。とくに『ボッボッボボッボッボッボ・勃起!』という大合唱には驚きました」(同前)