2017年も『NEWSポストセブン』では数多くの記事を紹介し続けてきた。その中から編集部が、ネットで反響の大きかった記事を中心に、巷の重大ニュースとは、ひと味違う2017年の「重大ニュース」を厳選した。
ここでは【スポーツ】編ベスト10を紹介。トップ3の記事については、ネットニュース編集者の中川淳一郎氏が解説する。(以下「」内は中川氏のコメント)
●スポーツ編1~3位
【1位】
■鈴木誠也「深夜の特打ち」撮 翌日は2本塁打5打点の大暴れ(5月)
「週刊誌や夕刊紙に男性スポーツ選手の女性関連話題が出ると、実にオヤジ的古臭い表現が出ます。こうした表現は一般的にはネット記事にはありませんが、敢えて出してみたところ、『深夜の特打ちってwww』『誰がうまいこと言えと』的なコメントもあり、若い人にとっては逆に新しいと感じる向きもあったのかもしれません。
サッカー選手であれば『夜のハットトリック』が定番ですし、盗塁が得意な選手であれば『ラブホテルにサッと連れ込む夜のスピードスターっぷりを見せつけたのである』的な表現になる。このあまりにも定番というか様式美的な展開が案外ネットでも使えるんだな、と思った記事です。なお、この記事の関連記事として、鈴木選手が美女の胸を揉む写真を掲載した記事もありますが、この記事の見出しは〈広島・鈴木誠也、路上で美女の胸を「揉みってる」写真〉。この記事掲載以後、鈴木選手が打席に立つとツイッターに『揉みってる』と書く人が続出しました」
【2位】
■大谷翔平「風俗店に直筆サイン」騒動で球団が火消しに奔走(9月)
「大谷選手にとってはとんだとばっちりです。風俗店の店長がサインを入手し、店に飾ったところ『大谷が来たのか!』的なデマが流れてしまったということですね。店長も悪気はなかったとはいえ、球団からすればイメージにかかわる、ということで店に掲示しないよう要請をした。すさまじい人気を誇る選手というのはこんな副次的な騒動に勝手に巻き込まれてしまうものだと感じ入った次第です」
【3位】
■浅田真央の理想の結婚相手 高橋、羽生に続き堀江氏の名も(4月)
「なんでここでホリエモンが出るんだよ……というツッコミが多数出たのに加え、『余計なお世話』という声も出た記事です。浅田さんについては〈浅田真央の今後、ユーチューバー・政治家・女優等に期待の声〉〈「浅田真央引退」、50歳以上男性の94.5%が支持〉というこれまた余計なお世話の記事もありましたが、いずれもアクセス数は良かった。小さな頃からずっと見続けた“真央ちゃん”の幸せを多くの人が願っているのでしょうね」
●以下、4~10位
■史上初!箱根駅伝名物「7区・二宮のフリーザ様」を独占直撃(1月)
■広岡達朗氏「お立ち台で巨人の選手が泣く?アホじゃないか」(7月)
■斎藤佑樹に聞いてみた 早実清宮が進むべきはプロか早大か(7月)
■甲子園「一塁手キック」騒動 当事者2人が初めて語った真実(10月)