芸能

内村光良のプロデュース力と功績、関根勤と土田晃之が語る

内村光良の功績を語る関根勤

 2017年は、まさに“ウッチャンイヤー”だった。MCを務める『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)の8週連続視聴率20%超に始まり、声優としてハリウッド映画挑戦、「理想の上司」アンケート第1位。そして『 NHK紅白歌合戦』での総合司会大抜擢。

 古くはさまぁ~ずやくりぃむしちゅーを改名させて大ブレークさせ、最近は芸人ではない星野源やムロツヨシの新たな一面をコントで引き出すなど、内村光良(53才)のプロデュース能力は業界内でも高く評価されている。超大物芸人なのに、どこか親近感を覚えてしまうウッチャンの魅力を関根勤(64才)と土田晃之(45才)に語ってもらった。

関根:バカルディ時代のさまぁ~ずも芸人にはウケるけど、視聴者にはちょっと受け入れられないという感じだった。でも、ウッチャンが笑うと、一般の人にも浸透していく。

土田:有吉(弘行)もそうでしたね。どん底の時代に『内村プロデュース』(テレビ朝日系、以下内P)で「猫男爵」としてずっと使ってもらって。

関根:ふかわりょうの魅力も引き出したじゃない!?

土田:全部『内P』ですね!

関根:ふかわって慶應卒で、ちょっと斜めからモノを切るシュールさをウリにしてたけど、「お前はそんな奴じゃない!」って。ウッチャンに剥がされちゃった。

土田:ぼくも剥がされた1人。ボキャブラブームも終わりかけて、どんどん仕事がなくなってきているときに『内P』に声をかけていただいた。最初の出演は大喜利の企画でした。内村さんやさまぁ~ずさんら出演者が集まる楽屋にディレクターが打ち合わせに来たんですけど、内村さんたちは「お題は本番でいいよ」って言うんです。でもぼくはスベるのが怖いから、廊下までディレクターを追っかけていって、ちょっと考えたいからと言って、お題を教えてもらった。でも、考えていったものは全然ウケない。むしろ追い詰められて、咄嗟に出た答えがいちばんおもしろい。しかも、本当にお笑いに愛情があるから、別にスベっても笑ってくれる。

関根:ウッチャンの懐の深さ、優しさで、次々と若手が新境地を開いていった。お笑い界において、この功績は大きいと思いますよ!

土田:そんな大御所なのに、プライベートはオーラゼロらしいですよ。こないだもマネジャーさんと回転寿司に行ったけど、誰にも気づかれなかったって。

関根:ワハハッ!

関連記事

トピックス

精力的な音楽活動を続けているASKA(時事通信フォト)
ASKAが10年ぶりにNHK「世界的音楽番組」に出演決定 局内では“慎重論”も、制作は「紅白目玉」としてオファー
NEWSポストセブン
2022年、公安部時代の増田美希子氏。(共同)
「警察庁で目を惹く華やかな “えんじ色ワンピ”で執務」増田美希子警視長(47)の知人らが証言する“本当の評判”と“高校時代ハイスペの萌芽”《福井県警本部長に内定》
NEWSポストセブン
ショーンK氏
《信頼関係があったメディアにも全部手のひらを返されて》ショーンKとの一問一答「もっとメディアに出たいと思ったことは一度もない」「僕はサンドバック状態ですから」
NEWSポストセブン
悠仁さまが大学内で撮影された写真や動画が“中国版インスタ”に多数投稿されている事態に(撮影/JMPA)
筑波大学に進学された悠仁さま、構内で撮影された写真や動画が“中国版インスタ”に多数投稿「皇室制度の根幹を揺るがす事態に発展しかねない」の指摘も
女性セブン
奈良公園と観光客が戯れる様子を投稿したショート動画が物議に(TikTokより、現在は削除ずみ)
《シカに目がいかない》奈良公園で女性観光客がしゃがむ姿などをアップ…投稿内容に物議「露出系とは違う」「無断公開では」
NEWSポストセブン
ショーンK氏が千葉県君津市で講演会を開くという(かずさFM公式サイトより)
《ショーンKの現在を直撃》フード付きパーカー姿で向かった雑居ビルには「日焼けサロン」「占い」…本人は「私は愛する人間たちと幸せに生きているだけなんです」
NEWSポストセブン
気になる「継投策」(時事通信フォト)
阪神・藤川球児監督に浮上した“継投ベタ”問題 「守護神出身ゆえの焦り」「“炎の10連投”の成功体験」の弊害を指摘するOBも
週刊ポスト
長女が誕生した大谷と真美子さん(アフロ)
《大谷翔平に長女が誕生》真美子さん「出産目前」に1人で訪れた場所 「ゆったり服」で大谷の白ポルシェに乗って
NEWSポストセブン
九谷焼の窯元「錦山窯」を訪ねられた佳子さま(2025年4月、石川県・小松市。撮影/JMPA)
佳子さまが被災地訪問で見せられた“紀子さま風スーツ”の着こなし 「襟なし×スカート」の淡色セットアップ 
NEWSポストセブン
第一子出産に向け準備を進める真美子さん
【ベビー誕生の大谷翔平・真美子さんに大きな試練】出産後のドジャースは遠征だらけ「真美子さんが孤独を感じ、すれ違いになる懸念」指摘する声
女性セブン
『続・続・最後から二番目の恋』でW主演を務める中井貴一と小泉今日子
なぜ11年ぶり続編『続・続・最後から二番目の恋』は好発進できたのか 小泉今日子と中井貴一、月9ドラマ30年ぶりW主演の“因縁と信頼” 
NEWSポストセブン
同僚に薬物を持ったとして元琉球放送アナウンサーの大坪彩織被告が逮捕された(時事通信フォト/HPより(現在は削除済み)
同僚アナに薬を盛った沖縄の大坪彩織元アナ(24)の“執念深い犯行” 地元メディア関係者が「“ちむひじるぅ(冷たい)”なん じゃないか」と呟いたワケ《傷害罪で起訴》
NEWSポストセブン