高校時代から甲子園で大活躍し、“松坂世代”という単語を生んだ松坂大輔(37)の行き先が決まらない。2014年に大リーグから日本球界に復帰したものの、3年間で1軍登板は1試合だけ。ソフトバンクを退団した松坂大輔に食指を伸ばしたのは中日だった。
「白井文吾オーナーが一度は『使い道がない』と切って捨てたものの、翌日には『獲るかどうかは現場の判断』と言を翻し、キャンプイン前に入団テストを実施することになった」(スポーツ紙デスク)
中日の森繁和・監督は松坂が1999年に西武に入団した時の投手コーチ。西武時代に松坂の教育係を務めたデニー友利氏も編成部に在籍している。
「入団は既定路線で、沖縄キャンプから売店で松坂グッズを並べる算段でしょう。『年俸2000万円+インセンティブ』の単年契約の線で調整が進むとされている。ソフトバンク時代のように“3年間で12億円払って登板1回”ではペイしないが、2000万円ならキャンプの集客だけでお釣りがくる」(同前)
※週刊ポスト2018年1月12・19日号