昨年、現役生活に終止符を打ち、今季からロッテを率いる井口資仁・新監督は「全員競争」を掲げ、メジャー流の練習法を導入した。
「秋季キャンプでは午前に実戦形式の全体練習をやり、午後は自主性を重んじた個人練習。しかも選手に強制的な指導はせず、聞かれたらアドバイスするスタンス。春季キャンプも一軍、二軍を分けずに全員練習というメジャー流のようです」(番記者)
借金33で最下位に沈んだチームとは思えない余裕ぶりに、不安の声もあがる。
「ちょうど、海外FA権を行使してメジャー移籍を目指しているエース・涌井秀章(31)が、オファーがないままの状態です。『涌井を残留させるために、“メジャー流の調整でいいんだぞ”というメッセージを送っているんじゃないか』と、練習の緩さを皮肉る声も聞こえてきます」(同前)
※週刊ポスト2018年1月12・19日号