現在、日本で広く服用されているED治療薬は「バイアグラ」「レビトラ」「シアリス」の3種類だ。それぞれに効果の持続時間の違いや副作用、食事による影響、ジェネリック薬の有無など一長一短があり、自分の症状や状況によって使い分ける必要があった。
そんな中「第4のED治療薬」として注目されているのが、最近、取り扱う病院が増え始めた「ステンドラ」だ。国内未承認薬だが、厚労省の認可を受けたうえで輸入代行し処方を行なっているクリニックもある。ED治療専門院・渋谷三丁目クリニックの古市昌之院長が解説する。
「最大の特徴は即効性です。これまでの最短はバイアグラの30分でしたが、ステンドラは飲んで15分で効果が現われ始めます。また、食事の影響を受けないため、食事した後でも効果が期待できる。非常に使いやすいED治療薬だといえます」
従来のED治療薬では「いい雰囲気」になってから慌ててED薬を飲んでも、効果が間に合わなかったり、食事やお酒の影響で効果がなかったりといったケースも起きたが、ステンドラならそうした心配が軽減される。
「効果の持続時間は他のED薬より短い3時間程度だが、ここぞというタイミングで飲めば、途中で効果が切れてしまう可能性は少ないでしょう」(同前)
価格は1錠100ミリグラムで2000~2500円(渋谷三丁目クリニックの場合。以下同)。同程度の強さのバイアグラ(50ミリ1500円)よりも割高だ。