有馬記念で有終の美を飾ったキタサンブラック。今年からは種牡馬入りするが、その期待値も段違いだ。JRA関係者が明かす。
「種牡馬の初年度の種付け料は、1回50万~200万円が相場ですが、キタサンブラックは700万円以上と予想される。初年度で600万円だったオルフェーヴルを超えるでしょう。
競走馬としては一流でも、種牡馬としてG1馬を出せなかったオグリキャップのような前例もあるが、種付けをした子が結果を出せばさらに金額は上がる。初年度に1000万円だったディープインパクトは現在3000万円までハネ上がっている。
キタサンブラックはディープインパクトと同じ社台スタリオンステーションに入ります。種付けは年間200頭前後なので、10億円ほど稼ぐと見られている」
一方、名コンビを組んだ鞍上の武豊(48)も、今年は勝負の年になる。「公営ギャンブル界初の国民栄誉賞を」との声が日増しに高まっているのだ。スポーツ紙競馬担当記者が語る。
「昨年は、長年にわたり競馬界に多大な貢献を果たした関係者に贈られる『2017年度ロンジンIFHA国際功労賞』を受賞。前人未到のJRA4000勝達成まで残り58勝と迫っている(2017年12月25日現在)。達成となれば受賞には追い風でしょう。
唯一の懸念材料が女グセ。昨年もテレビの競馬番組で知り合ったタレントとの不倫が報じられた。そうした女性スキャンダルが受賞への妨げにならなければいいのですが……」
“良い父親”を目指すキタサンブラックを見倣って、“良い旦那さん”を目指してみては?
※週刊ポスト2018年1月12・19日号