2018年は戌年ということで、心なしかワクワクしている愛犬家も多いのでは? 愛犬家が多い芸能界の中で、その愛情が特に強いことで知られているのが杉本彩。夫よりもともに過ごす時間が長いという愛犬への思いを語った。
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でんじろうとは、赤い糸で結ばれていたのかもしれません。約6年前、保護施設を訪問した時に出会い、強く惹かれました。しかし、私は衝動的に決断するタイプじゃないんです。すでに犬と猫を多く飼っており、これ以上は自分のキャパを超えてしまうので迎えるつもりはありませんでした。でも、半年過ぎても気になる存在で、悩み、考え抜いた末、迎える決心をしました。
現在、京都と東京の自宅で犬3匹、猫8匹と暮らしています。犬たちは京都にいますが、でんじろうだけ私と一緒に京都と東京を行き来しています。夫とよりも長い時間、でんじろうと一緒にいますね。私の寵愛を受けています(笑い)。
食事は私の手作り。鶏肉で作る肉じゃがが大好きです。たとえ私が不在でも、動物たちが完璧な生活ができる態勢を整えています。「忙しいから仕方がない」というのは人間の言い訳。不憫な思いを絶対にさせていけないのは、「命」「わが子」だから。彼らは命の尊さ、幸せとは何かを教えてくれます。
◆すぎもと・あや:1987年、東レ水着キャンペーンガールでデビュー。主演映画に『花と蛇』(2004年)など。女優、作家、ダンサー、実業家など多彩な才能で活躍。公益財団法人動物環境・福祉協会Eva理事長を務め、動物愛護のための啓発活動を精力的に行なっている。
●でんじろう(チワワ、オス、10歳):嬉しい時はぬいぐるみを咥えて喜びを表現。施設で出会った時、杉本の手をつかみ引き寄せたという。
撮影/田中智久
※週刊ポスト2018年1月12・19日号