「夫婦のことはそのふたりにしかわからない」、そんな言葉をよく耳にするが、この夫婦ほどその言葉がしっくりくるふたりはいないかもしれない。宮崎謙介・金子恵美夫妻…、今から約2年前、夫は“倫(みち)を外れて”政治家を辞職。夫を信じ、寄り添うことを決めた妻も、昨年、全身全霊を賭していた職を失った。しかし、家族は少しずつ再生していった。そんな二人に気になる質問を投げかけた。
Q1:夫へ、妻へ、直してほしいところは?
金子「脱いだ衣類を床の上に置いたままにするでない!」
宮崎「時間をもう少し守ろう!」
金子「酔っ払ったときは100%です」
宮崎「自分で拾うよ?」
金子「自分のだから当たり前でしょ! それより、時間守らないってどういうこと!?」
宮崎「守らないというか、大雑把。今日も11時のお約束だったのに、入り口についたときに“ちょうど11時だね”って言うから、いやいや違うだろうと」
金子「気をつけます(笑い)」
Q2:子育てでいちばん大事にしていることは?
金子「息子のペースを守る」
宮崎「自主性」
宮崎「頭ごなしに、あれやれ、これやれというのではなく、やりたいことをできる限りやらせてあげたい。危ないところはしっかり怒る」
金子「そうだよね。子供には子供のペースがあるから、こちらの都合に合わせて無理させたり、他の子と比べちゃったりはしないようにしたいですね」
Q3:わが子のどんなところがいちばん好き?
金子「素直で無邪気なところ」
宮崎「笑顔」
金子「天真爛漫なんです」
宮崎「ひねくれてないよね。笑顔はもう天使の笑顔」
金子「親はみんなそう思ってますよね」
宮崎「笑顔を見ると疲れも吹っ飛ぶし、なんでも許してあげたくなっちゃいます」
Q4:どんな親になりたい?
金子「子供が相談しやすい母親」
宮崎「困ったときに頼られるオヤジ!! 男親だからこそかもしれません。ぼくも自分の父親には本当にどうしようもないときに相談やお願いをしたことがあります」
金子「例えばイジメとかにあったりしたときにはやっぱり相談してほしいんです。だから“こう言ったらこう言われるんじゃないか”と思われないように、話を聞く姿勢を見せてあげたいし、最後の逃げ道にしてほしいな、と」
※女性セブン2018年1月18・25日号