巨人において“最大派閥”を率いていたのも今や昔。ひとりぼっちで自主トレに臨んでいるのは阿部慎之助(38)ばかりではない。巨人投手陣でも、崖っぷちのベテラン勢は“孤独な調整”となっている。
「昨季一軍登板ゼロの澤村拓一(29)は、同じハワイで自主トレしながら、チーム菅野(智之)には合流してない。また、『内海組』を離れた大竹寛(34)と西村健太朗(32)は、長嶋茂雄さんが山籠もりしたという静岡・伊豆の温泉宿を拠点にして調整する予定だ。
2015年に股関節の手術をして以来一軍登録のない杉内俊哉(37)も、ソフトバンク時代から続ける鹿児島・薩摩川内で自主トレを敢行。2016年ドラ6の高卒ルーキー左腕・大江竜聖(19)を伴っている」(前出・巨人番記者)
登板4試合で1勝1敗と振るわず、飲酒トラブルで球団から長期間出場停止処分を受けた山口俊(30)は、まだ「反省モード」(同前)だという。
「シーズン中に十分休んだことで、退団したマイコラスの穴を埋める役割を秘かに期待されている。これまで海外で自主トレを続けてきたが、今年は一転、鳥取の施設でひっそりと1人で取り組んでいる」(同前)
※週刊ポスト2018年1月26日号