人手不足は、飲食店でも深刻な問題になっている。人手を集めることができず、24時間営業を終える店も出てきている。そんな悩みを解決しようと、ラーメン店『實家(みのるや)』(神奈川・大和市)では、1年前に自動中華調理機『ロボシェフ』(エム・アイ・ケー)を導入した。
「もう1人厨房スタッフを雇う余裕はありません。ロボシェフなら、材料を入れてスイッチを押せば約1分でパラパラのチャーハンに。盛り付けるだけで完成なので、混雑時でもラーメンと同時に作れるので、助かっています」(店主・元村光邦さん)
一度に5人前まで作れるロボシェフによるチャーハンは、今や人気メニューだ。
また、少子化を少しでも解消するには、産みたい人が諦めない環境づくりや保育施設の充足が必要だ。そこで、期待を集めているのが、保育士サポートを行うシニアの“グランドシッター”だ。
「現代の保育の常識を学びたいというシニアが増えています。これは2日間の受講で取得できる資格で、男性は仕事のために、女性は子や孫の世話のために学びたい人が多いようです。取得後、多くの人が市や区の非常勤職員として採用されています」(日本ワークライフバランスサポート協会代表・武市海里さん)
保育補助や保育園用務員として、時給1000円程度で働く人も増えている。
※女性セブン2018年2月1日号