市川海老蔵(40才)ほどの名跡を持つ歌舞伎役者は体力勝負。男手一つ、2人の幼子を連れて連日、舞台に上がった彼は、疲れを取りにある場所へ。そこで持ち上がった、“鼻をつまむような”騒動。
「あまりのにおいにノイローゼになりそうですよ…」。手で鼻を押さえながら、その男性は住宅街のある一角に視線を向けた。その先には、暖簾がはためき開店記念の白い花が飾られた酵素風呂専門店があった。
《顔を出して良いと言われまして 頑張って》
1月20日、海老蔵が自身のブログに長女・麗禾ちゃん(6才)とのツーショット写真を掲載した。1月3日に始まった『初春歌舞伎』(新橋演舞場)に、幼少のかぐや姫役で出演している麗禾ちゃんは、白塗りメイクに髪飾りをつけた本番仕様。海老蔵は普段、写真を加工して隠しているだけに、珍しい「顔出しショット」だった。
「麗禾ちゃんは過去に壇上に立ったことはありましたが、歌舞伎の本公演は今回が初めて。でも、ほとんど緊張していない様子でした。弟の勸玄くん(4才)も毎日演舞場に連れてきていて、控え室でキャッキャ声を出して遊び回っています」(歌舞伎関係者)
◆名付け親は海老蔵
3週間以上にわたって休みなく続くハードな日々を送る海老蔵が、癒しを求めて決まって足を運んでいる場所がある。都心にあるビルの1階。もともとコンビニが入っていた場所に、この1月オープンしたばかりの酵素風呂専門店『A』だ。
「海老蔵さんの友人が運営していて、海老蔵さんは“監修”のような存在で名付け親でもあります」(海老蔵の知人)
オープン前、海老蔵は次のようにブログに綴っていた。
《酵素風呂屋さんの名前はA(※ブログでは実名)です。ネーミングは私がしました。(中略)お時間あれば、是非一度》
酵素風呂とは、ヒノキのおがくずや米ぬかに薬草や野草から抽出した酵素を加えて発酵させ、その発酵熱で入浴するもの。
砂風呂のように寝転んでおがくずを首まですっぽりとかけることで、血行促進や肩こり、冷え症の改善に加え、開いた毛穴から酵素が体内に取り込まれることで、免疫力のアップや毒素排出といった効果も期待できるという。
「麻央さんの闘病中、海老蔵さんは都内の雑居ビルの1室に、自前の酵素風呂を作ったことがありました。もともとは海老蔵さんが京都の酵素風呂店に通っていて、そこで重い病気やがんの治療にも効果があると聞きつけて、麻央さんのために1年近くかけて完成させました。今回オープンしたお店も、その頃と同じようなブレンドをしているそうです」(前出・知人)
店内は白い壁に白木で統一され、酵素風呂は男性用が3つに女性用が5つ。シャワーブースやロッカー、トイレが完備された着替えスペースが設けられており、清潔感のある造りになっている。だが、海老蔵ご贔屓のその店で、近隣住民との「異臭トラブル」が起きていた――。
◆「今すぐ不快なにおいを止めてくれ」
本誌・女性セブン記者が実際に足を運んでみると、店に近づくにつれ、納豆やブルーチーズを強烈にしたようなにおいが鼻をつく。店の出入り口はもちろんのこと、横の路地に置いてあるエアコンの室外機から絶えずにおいがはき出されている。冒頭の男性が続ける。