2月1日、12球団は一斉にキャンプインを迎える。選手が各自で行なう自主トレと違い、チームが足並みを揃えるキャンプには「代々伝わる暗黙のルール」がいくつも存在する。例えば、キャンプ中の「門限」は想像以上に厳格だ。
過去に西武時代の清原和博は門限破りの常習犯と知られていたが、今なら誰かいるのか? ヤクルト、巨人、阪神で4番を打った広澤克実氏が語る。
「門限はどの球団もだいたい午後11時。主力選手でも例外はない。野手は夜間練習が10時まで続くのでヘトヘトですから、その後に外出するのはよほど元気なヤツです(笑い)。
ネタ探しで宿舎に張り付いている記者を振り切るのも至難の業。キャンプは自分の力をアピールする場ですから、選手はまさに野球漬けです。
昔は先輩選手との相部屋でなかなか気が休まらなかったが、今は1人1部屋が多い。妻帯者には奥さんや家族を呼んでの外泊も認められている」
※週刊ポスト2018年2月9日号